亀川石材店について

亀川石材について

はじめまして、神奈川県真鶴町の亀川石材店の亀川洋と申します。
亀川石材店は大正12年に創業して私、亀川洋(かめがわひろし)で四代目になります。石工名(作家名)を「弥大(みだい)」として一石五輪塔などの作品を制作しています。曽祖父の代から真鶴でしかとれない今では貴重な本小松石(ほんこまついし)を採掘と販売しておりましたが、採掘は2020年に経営悪化にともない終了しました。しかし、小さい会社ながらも真鶴町でしか採れない神奈川県の地域資源である本小松石産地、町の石材産業を守りたいという想いで、今まで何十年とかけて採掘した残りの原石約2000トンを大切に使いながら、現在は作品を制作しています。

小さなお墓亀川石材

大正12年創業 亀川石材について
亀川石材は大正12年の創業から本小松石の採掘と販売をしています。初代「米次郎」は多摩御陵の手水鉢を材納。今でこそ油圧ショベルカーなどの重機を使って採掘しますが、この時代は人力だけが頼り。そのため常に危険がつきまとっていたのだそうです。そして三代目「英一」は昭和天皇陵に材納。階段部分に亀川石材で採掘した本小松石を今でも見ることができます。代々「自分と故人・ご先祖様との接点、それがお墓だ。だからこそお墓は気持ちを刻み込んで作るもの」と言い継がれてきました。この教えは曽祖父から祖父、父へと受け継がれ私の心にも深く刻み込まれています。

初代亀川米次郎


神奈川県真鶴でしか採れない「本小松石」を『一石五輪塔』にする
約40万年前に箱根火山の噴火によってできた「小松石」。中でもここ真鶴でしか採掘されない小松石は、本物の「本」がつく「本小松石」と呼ばれるほど、他の石にはない特有の風合いであることから、日本の三大銘石の一つとされています。墓石以外にも小田原城や鎌倉の鶴ヶ丘八幡宮、江戸城の石垣、皇居のお堀にも使われるほど良質で、何百年と時を経るごとに深い味わいを醸し出す石です。しかし近年、採掘できる量は減少し、場所によっては石の質が異なるため、良質の石を掘り出すためにかなりの時間を要し墓石に使用できるのは現在、全体のたった1%。大きなサイズの原石を採掘するのが困難な状態で年々希少価値が増しています。

亀川石材作業の様子
有限会社 亀川石材店

有限会社 亀川石材店

住所
神奈川県足柄下郡真鶴町岩798-12
電話
0465-68-2738
営業時間
8:00〜16:30
定休日
土曜日・日曜日

FAQ

一石五輪塔のサイズを教えてください
高さ約39cm、横幅約15cm、奥行き約13cm、重さ約16kgとコンパクトサイズです。
どのような形で納品されるのでしょうか?
一石五輪塔は箱に入れて梱包材包んでヤマト運輸でお届けします。
一石五輪塔に名前などを彫ってほしいのですが
ご注文後、彫るお名前をメールかお電話でお伝えください。

PICK UP

職人が一打一打、ノミをたたいて作り上げる『むしり仕上げ』。年月を経ても古くならずに深くなる石肌

職人が一打一打、ノミをたたいて作り上げる『むしり仕上げ』。年月を経ても古くならずに深くなる石肌

墓石は人がしっかりと心を込めて手をかけていると、年月を経ても劣化しません。むしろ風合いが出て美しくなります。時を経ても美しい風合いを最大限に出すために「むしり仕上げ」という一打一打ノミをたたいて作る昔ながらの手法を用いております。時の流れとともに雨風に打たれながら苔がのり、黒く表面にノミの跡が残るむしり仕上げは、「古くならずに深くなる」そのような味わいが出やすい工法でもあります。

玄関や庭に置いて空間を飾るオブジェとして、外国の方への日本のお土産としても

玄関や庭に置いて空間を飾るオブジェとして、外国の方への日本のお土産としても

一石五輪塔は昔からある伝統的な形のお墓、供養塔ですが、最近は自宅の庭や玄関、和のお店や旅館、蕎麦屋さんや坪庭などに置いて和の空間を彩るオブジェとしても使われています。重さは約16キロですので大人が1人で持つことができ、1つの石なので置くだけで手軽、簡単に設置出来ます。宅急便でも送れるので大事な方へプレゼントとして送ることもできますし、外国の方や本物志向の方へ日本の良いお土産としてもご利用いただけます。

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